あぁ、遥かなるグランドスラム

ほぼほぼサブ3マラソンランナー(ネットでは3時間切ったけど、グロスでは・・・)。富士登山競走はとりあえず完走。ウルトラサブ10ときっちりグロスでサブ3を狙う50歳ランナーの自嘲記録です。

大阪マラソン 惨敗

わかってはおりました。こうなる結末は。
でもね~。スタートラインに立つまで、心のどこかで身体のキレが戻って、なんとか奇跡のサブ3達成ができるんじゃないかという淡い淡い淡い思いがあったんですよねぇ(え~わかってます、もはやファンタジーの世界でございます)。
結論から言うとですねぇ、ボロボロでした。狙った大会で初めて自己ベストが出せなかっただけでなく、40km地点から歩いちまったぜ、チクチョー。乱暴な表現で申し訳ございません。そんだけ、わかっちゃいましたが(大事なので繰り返してます)、落胆している私の心境をお察し下さい。


まあ、愚痴はここまでにして大会の振り返りを記録しておきたいと思います。


まず、昨夜は地下鉄日本橋駅の近くのホテルに宿泊してました。大阪くらいの大都市だと、宿泊施設がたくさんあるので、大会申し込みの後でもそれなりに確保できるので良かったです。長野マラソンの時は苦労しました。ついでに来春出走予定のさが桜マラソンはもっと苦労しましたが、そのお話はまた今度。
ただ今回の大阪マラソンは三連休の最終日に開催でしたので、さすがに直前では予約一杯だったようです。
さて、大会のスタート場所は大阪城公園で、スタート時間は9時丁度です。荷物をゴール地点まで輸送してもらうため、預かってもらうのですが、その締め切り時間が8時。意外とのんびりできません。余裕を見て、6時40分にホテルを出ました。
地下鉄日本橋駅から堺筋線で長堀橋駅まで行き、長堀鶴見緑地線(名前長いな)に乗り換え、森ノ宮駅に下車しました。
地上に上がるとランナーがわんさか。荷物預けて、スタート地点へ移動するまでのルートを示すマップが掲示されてます。

係員が一所懸命に道路沿いを歩いて行くように声がけしてますが、皆さん関係なくグイグイ園内に進んでいってしまってます。ロープ張って、規制しないとだめだよなぁ、と思いながら係員の言うとおり道路沿いに進んでいったら、誰も歩いていない・・・。馬鹿らしくなって、途中から園内に侵入。何の柵やロープも無く、普通にアクセス可。まあ、いいや。少し進むと荷物輸送用のトラックが並んでます。ゼッケンにトラックの番号が書かれており、各自その番号のトラックに荷物を持って行き預けるようです。私は6番のトラックだったので、とりあえずその近くまで移動し、荷物を置いてウォーミングアップとトイレの為に、仮設トイレが151基設置してあるというランナーサービスエリア(野球場)へ向かいました。
道中、たくさん人が歩いていて、正直なところ、ウォーミングアップにはなりませんでした。なんとかランナーサービスエリアに到着。こんな感じの場所です。

向こうに大阪城が見えます。151基とは言え、女性用50基、男性(小)50基、男女共用50基、身障者用1基という構成。男女共用にはほとんど男性しか並んでませんでしたね。ランナーの男女比を考えるとここは女性に手厚い対応です。他の場所は全て男女共用でしたので、女性ランナーはここを利用するのがおすすめです。
男女共用に並んでウォーミングアップのストレッチをしていると、放送で、スタート地点に向かう途中にあるトイレが比較的空いている、とのこと。一瞬迷いましたが、そのまま並ぶことを選択。後でスタート地点に移動するときのトイレを見てみたら、長蛇の列。よかっかぁ。
トイレを済ませ、荷物を置いておいた場所に戻ると、もう7時50分。慌てて上着類を脱ぎ、シューズを履き直して、ランナーズチップをシューズに装着。身体が冷えないよう、アシックスのランニングポンチョを上から被り、ランバンのポケットに15km地点で摂取する粉飴ジェルと25km地点で摂取するメイタンゴールドを入れます。荷物をまとめ、前日の受付でもらった厚手のポリ袋に荷物を詰め込みました。パンパンに膨れた袋をトラックに持って行くと、高校生ボランティアの少年達がゼッケンを確認しながら荷物を受け取ってくれます。慌てて、「あっ、頑張って下さい!」と声をかけられ、微笑ましく思いながらトラックをあとにします。歩いてスタート地点に向かうと放送で、「8時になりましたので、荷物の預かりを締め切ります」との声。いや~、あわただしかったなあ。
さて、そこからスタート地点まで歩かされるんですが、結構長いんですよねぇ。放送では、25分くらいかかると言ってましたが、さすがにそこまではかかりませんが、今まで出場した大会の中では一番歩かされました。これがウォーミングアップということか?
スタート地点は公園脇の道路になります。私はAブロックだったので、そこに向かうと、しっかり柵がされて、ゼッケンを確認して、エリアへの入場を規制しています。ここは、この大会、しっかりしているとところで、評価したいです。更に例えAブロックランナーでも、仮装していると、一旦留められてました。多分、Aブロックの後方に並ばされるようです。お~、ガチランナー優先か!それはそれで、そういうのもありか!
ただし、後でその仮装ランナーに抜かれます、私。チーン、合掌。
9時、いよいよスタート。決して万全の体調ではないので、無理な追い抜きはせず、流れに身を任せながら走ります。感触は悪くない。前日の整体の施術効果もあって、体が前に進んで行く感覚があります。焦らず、無理せず進んでいくと帽子に風船を付けたペースランナーの姿を発見。ぐんまマラソンの時に序盤無理してついていったことを思えば、そんなに速いとは思えない。この大会、3時間から6時間まで15分間隔でペーサーを設定しているので、ひょっとしたら3時間15分のペーサーかな?と思いながら、徐々に近づいて確認すると、3時間のペーサーじゃないですか。このペースなら無理せず付いていけるぞ、と自分に言い聞かせ、ペーサーについていく集団の後方にポジションを確保。流れに付いて行きます。
自分に行ける!行けるぞ!!と言い聞かせ、ぐんまマラソンの時に比べれば呼吸も乱れることもなく、10kmまでは後を追うことができました。その後も少し離されはしましたが、視線にはペーサーの風船を捉え、15kmまで来ました。ここで予定通り粉飴ゼリーを注入。体が少し重くなってきましたが、ここまできたらなんとか頑張りたい。黄色く色づいた御堂筋通りのイチョウの木々。あんまり堪能する余裕はありません。
南下した御堂筋通りを難波で右折して京セラドーム大阪に向かいます。大正橋に向けて緩やかに登っていくところから集団に遅れをとるようになりました。それでも、折り返し手前でペーサーを確認し、まだ諦めてはいけない、でも過度な無理はできない、と少し弱気の虫が顔をもたげてきます。
中間地点では、1時間半をほんの少しオーバーするタイム?ネガティブスプリットなら十分サブ3はいけるはず。でも、頭の中では、ここまでだいぶ無理したなぁ、あまり余裕はないなあ、という考えが支配的に。
奇跡よ起きろ!!
いや、マラソンに奇跡はないです。
ここからは辛かったなぁ。25kmで摂取したカフェインで少しは体が目覚めてくれることを期待したんですが、効果は限定的でしたね。昨秋つくばを走ったときのようなランナーズハイ状態にはなれませんでした。
兎に角、1キロ、1キロを前に進み、住之江公園を右折。そこからが精神的に長かったぁ。もう心はほとんど折れてて、なんとかぐんまマラソンで頑張った37kmよりは頑張ろう。途中のタイム計測がある40kmまで頑張るんだ、と自分に言い聞かせている段階で、すでにゴールまで走り切る気力なし。もうタイムを出せない、という考えがモチベーションを完全に遠くへ追いやってしまいました。しかも、37kmの南港大橋の登りがえげつない。終盤の辛いこのタイミングでこれか!
なんとか40kmまでは気持ちをごまかしてきましたが、
40kmで歩きました。え~、歩きましたとも。この時点でまだスタートから3時間たってませんでしたが、もうダメ。もう早く終わりにしたい。うーん、情けない限りだな。
で、結局3時間10分を超えてゴール。もうゴールできたんでホッとしましたよ。
ちなみにゴール後の動線は良くできてました。広い更衣室も空調が効いていて、寒い思いしなくてすみました。
着替え終わってからは、昨日と同様、うまいもん市場へ。頑張れなかったけど、

全然頑張れなかったけど

最後に、新大阪駅でお土産に551HORAIの肉まんを買おうとしましたが、ディズニーランド並みの行列(いや、ここは大阪だからUSJ並みと、言うべきか?)だったことを報告させていただきます。
あぁ、頑張って買いましたよ。土産無しで帰ったら家族に何言われるかわからないんで。