第71回富士登山競走 山頂コース⑪
八合目関門から先は未知の世界。
まあ、正確には普通の富士登山で登ったことはあります。最初は、今からかれこれ30年以上前。中学2年生の時であります。その後もなんやかやと通算4回頂上まで登りました。ただ、今回のような競走といいますか、ハイペースで登るのは初めてです。
事前の試走も、八合目までだったので、そう言った意味で未知の世界だったんですね。
やはり、覚悟はしてましたが、溜まってきた疲労と薄い空気。体が重いです。でも、なんとなく途中でグロッキーになることはなさそうだな、という感覚はあり、ただただひたすら登り続けるのみです。
高山病になったかというと、そこまでヘタレた感覚は無いのですが、あまり記憶もないんです。
ところどころ登山道が狭まり、流れが詰まるところがこの区間でもあったんですが、そこでも一般登山客の方がランナー(もはや走ってはいませんが!)の流れに気圧され、途方に暮れている姿を横目で拝見しながら、申し訳ないなあと思いつつ、突き進んでいきます。
確か山頂手前に木製の鳥居があったような気がしていたのですが、なかなか見えてこないし、時間は途中で期待した4時間15分を過ぎちゃってるし。
ですが、いよいよ鳥居が見えてきた。山頂から、声援も聞こえてくる。
あと少し。あと少し!
いよいよ、最後の階段を駆け上がり、既に完走したランナーの方々とハイタッチをしながらゴール!!です。
タイムは4時間27分。
とにかく完走できた!最低限の目標は達成。グランドスラムの条件を一つクリアしました。
ホッとしました。
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