あぁ、遥かなるグランドスラム

ほぼほぼサブ3マラソンランナー(ネットでは3時間切ったけど、グロスでは・・・)。富士登山競走はとりあえず完走。ウルトラサブ10ときっちりグロスでサブ3を狙う50歳ランナーの自嘲記録です。

第71回富士登山競走 山頂コース ⑧

2018年7月27日午前7時、スタートの号砲が鳴ってランナー達が一斉にスタートをきりました。気温は心配したほど高くはなく、なかなかいいコンディションです。始めは無理せず流れに乗っていくことを心がけました。前も後ろも、右も左も、うじゃうじゃとランナーだらけ。こっちは流れに身を任せているつもりだけど、結構抜かれているような気もします。でも、なんか自身のペースは上がらない。なんかこの先の長くてキツイ道のりを思うとむやみにペースを上げる気になりません。

普段は身に付けないウエストポーチがお尻の上側でユサユサと揺れて気になります。事前に装着テストして、フィット感を確認しておくべきだった、と少し後悔。

そうこうしているうちに、浅間神社にさしかかって、最初の給水所。結構混雑していて、水を取りに行くのを躊躇しましたが、先々を考えると、できる限り水分を取れる所では確実に確保しておくべきと考えて、少しペースは乱しましたがコップを確保しました。

道はひたすら上りっ放し。かなり先まで見通せる直線部分に入ると、はるか前方まで人、人、人。

う~ん、ちょっとペース遅いのかなぁ、とは思うのですが、それでも用心する心理の方が勝って、積極果敢にポジションを上げようとはしません。

二番目の給水所である中ノ茶屋に着いて、ここでも混雑の中、スポーツドリンクを確保。ここからは路面が少し荒く、斜度もキツイ登り坂。できれば馬返しまで歩かずに走り抜きたいところ。だから、またまた攻めた走りができずに抑えたペースで走り続けます。

前を見ると、いつまでもクネクネと登りが続き、気が滅入るので、視線を下に落とし前のランナーの脚を眺めながら無の境地でひたすら走り続けます。

登りなんで心拍数は上がるんですが、息切れするほどではなく持続可能なレベルを維持。

所々道端で救護のため待機している学生ボランティアの皆さんの声援に返事をしつつ、大石茶屋跡地を過ぎ、さらに斜度が急になっても粘り強く走り続けます。

馬返しの手前400mくらい手前で呼吸を整えるため徒歩に移行。中ノ茶屋以降、少しずつ抜いていったランナー達に抜き返されていきます。呼吸が整ったところで再び走り始めると、直に馬返しの給水所に到着。

水分を補給して歩き出したその先に途中のタイム計測ポイントがあります。

馬返し通過タイム1時間05分台

まあ、決して早くはないが、遅すぎることもない。

前年の五合目コースの時は1時間02分台だったけど、今回はそれよりも先があるので、納得のペース。

さあ、レースの1/4をこなしました。