あぁ、遥かなるグランドスラム

ほぼほぼサブ3マラソンランナー(ネットでは3時間切ったけど、グロスでは・・・)。富士登山競走はとりあえず完走。ウルトラサブ10ときっちりグロスでサブ3を狙う50歳ランナーの自嘲記録です。

福知山マラソンの振り返りとアフターの楽しみ

マラソン後もそのまま福知山に後泊し、足を延ばして天橋立観光!


今朝も福知山は霧に包まれていました。ホテルで朝食を済ませて、チェックアウトし、福知山駅に行きます。福知山駅からは京都丹後鉄道(通称、丹鉄と言うらしい)の特急たんごリレー号に乗って、天橋立へ向かいます。乗車したときは、席がガラガラだったのですが、その後JRから流れてきた乗客があれよあれよと乗り込んできて、あっという間に満席に。通路もお客さんであふれました。



客席は木材を多用して、なかなかオシャレな内装で、観光客の取り込みに努力している様子がうかがえます。


昨日走った由良川沿いのマラソンコースを対岸に眺めることができるかな、と期待したのですが、霧のせいでかなわず。
天橋立に到着。

早速リフトで山を上り、絶景を堪能。

その天橋立の松並木を散策したり、

対岸の山にケーブルカーで上って、逆方向からまたまた絶景を楽しんだり、

それでもって、蟹を食べたり、

駅前の温泉にはいったりと実に贅沢なアフターを過ごしました。


さて、ここからマラソンの反省というか、言い訳というか。


ここ数年の福知山マラソンを、いろんな方のブログなんぞで調べてみると、天候に恵まれてないんですね。お気の毒なほどに。
で、今回は、というと、めちゃめちゃ恵まれました。恵まれすぎて気温も20℃をオーバーしたらしいです。
スタート地点に並び始めた時は、まだ曇り空で、少しだけ肌寒くもあったのですが、そのうちにお日様が顔を出し、暖かくなってきました。
いよいよスタート。まあいつも通り混雑していて、すぐには走りやすい状態になりません。始めは高台にあるスタート地点から麓に向かって坂を下っていきます。そう、ゴールはこの坂を登らないといけないわけです。だから完全に体力を消耗しきった状態で最後の上りを迎えることは避けねばなりません。
坂を下った後は福知山市街地をぐるっと一周。このあたりはフラットで道幅もあり、とても走りやすいコースです。ただ、自分的にはあまりスピードにのれず、なんとかキロ4分20秒のペースでこらえます。
市街地を一周した8kmくらいから、今度は由良川に沿った府道を北上します。ここから細かい登り下りが繰り返され、一定のペースを刻むのが難しくなります。
10kmを過ぎて最初のジェルを投入。
まわりのランナーのペースはなるべく気にせず、自分のペース、心拍数を気を使って走りつづけます。
気温が高めなので、給水所では必ず水分を取り、スポンジがあるところでは頭に水を絞って対策をします。15kmを過ぎたあたりで、4分20秒のペースを維持するのは難しくなり、中間点(ハーフ)では1時間32分を超えいました。後半にペースを上げるネガティブスプリットができるのであれば、ここからペースを上げていけば良いのでしょうが、自分の身体はそんなことデキルカッ、と拒否しているのがよくわかります。ここまでくると、目標の設定を変更する必要があります。


「最後まで頑張って走りつづけ、最後の坂も走りきってゴールすること」
と現実的、超妥協的な目標に改め、ひたすら走りつづけ、本日二つ目のジェル投入。
由良川沿いの山々は木々が色づき、ちょうど見頃の紅葉で、眺めはとても良いです。が、それもずっと続くとさすがに有り難さも半減。
ようやく折り返し。ここから、もときた道を引き返します。
今日この日、何事もなく無事に走れていることに感謝をしつつ、こらえにこらえて走ります。
そうだ、今日は自分の誕生日。49歳になったなあ。果たして50歳になる前にグロスでサブ3を達成できるのだろうか、
なんてなことを考えつつ、25km地点、30km地点と過ぎていき、ここでカフェイン入りジェルを摂取(本日三つ目)。
残念ながら、つくばの時のような覚醒は起こりませんでしたが、そうは言っても、前方にいるバテバテのランナーをちょっとずつ抜きながら40km地点を目指します。
37km地点を過ぎると、残り5kmの表示も加わり、最後の登り坂を目指し、少し呼吸を整えます。
41kmを過ぎて左折すると最後の登り坂。ゴール、見えねぇ~。もう最後は渾身の力振り絞って駆け上がります(いや、そんなにスピードは出てないと思うが、気持ちは一生懸命)。
ようやくゴールが見えて、さらに走りつづけてゴ~~ル。
あぁぁ、疲れた。


タイムは3時間12分とここ最近のフルマラソンとしては低調な結果でしたが、最後までダレずに、まあ頑張ったんじゃないのかな、自分。
ジェル三つを投入して、エネルギー切れにもならなかったな、今回は。


なんやかんやと言って、サブ3狙いは春の板橋シティマラソンで目指すぞ。そうだ、これから頑張ろう、と思える潔い敗戦でした。